清掃では取れないカビ除去の難しさ

清掃やハウスクリーニングの除去レベルでは
再発してしまうカビ問題

Difficulty with mold

「カビの除去」と聞くと、一般的な清掃やハウスクリーニングを思い浮かべると思いますが、清掃レベルの除去では表面的なカビを取ったに過ぎないので、再発してしまいます。カビは多形態であるため3〜10μm(マイクロメートル)のサイズが最も多く、その種類は8万種以上と言われています。空気中にはカビの菌が漂っており、屋外だと空気1㎥あたり100〜200程度が浮遊し、室内だとその2〜3倍で、汚染されている場合は5倍以上にもなると言われています。カビを除去するには、発生している素材はもちろん、空気中を浮遊するカビ菌も除去する必要があります。

再発してしまうカビ問題

カビ問題を解決するために必要な
カビ菌の種類特定

Mold identification

一般的にカビは「温度」「湿度」「栄養素」によって菌が発芽し、根を張って繁殖していきます。カビは75〜90%は水分でできているので、水分がある場所では細胞が活性化され、繁殖しやすくなっているため、高湿度環境はカビが最も発育しやすい環境です。しかし、カビの中には低湿度の環境下でも活性化できる種類もあるため、どのような種類のカビが発生しているのかを見極めることが重要です。

好湿性カビ

高湿度の環境下で活性化されるカビ。住宅でよく見られるクロカビ、ススカビ、アカカビなどがこれにあたり、湿度の高い環境下で発生しやすく、発育が早い。発育が早いと二次被害も発生しやすいため早い除去の対応が必要となります。

耐乾性カビ

やや乾燥した環境下でも活性化できるカビ。コウジカビは乾燥している環境下でも長期間生息することができ、湿度が高くなってくるとより活性化してきます。畳、皮革、紙、木材など多種多様なところに発生します。

好乾性カビ

乾燥した環境下でも十分に活性化できるカビ。カワキコウジカビ、アズキイロカビなどがこれにあたり、和室、押し入れ、畳などから、フィルター、乾燥甘味食材まで多種多様なところに発生します。粉っぽいという特徴があります。

こうしたカビの種類によって特性が異なるため、まずは菌を特定し、どのような対処が効果的なのかを調べていくことが重要となります。カビバスターズ京都では、様々な科学的調査を行なって被害の範囲や菌の特定を行い、菌に最適化された薬剤を用いてカビを除去しています。

科学調査イメージ
科学調査イメージ

カビの調査・検査

カビバスターズ京都が行っている調査・検査については以下で詳しくご紹介しております。

詳しく見る

放置すると危険! カビによって引き起こされる健康被害

Health victimization

カビは継続的に体内に取り込むことで、様々な健康被害を引き起こします。空気中にカビが浮遊することで、そこで暮らす居住者の体内に入ってしまい、悪影響を引き起こす場合があります。また、施設などがカビによって汚染される場合は抵抗力の低い患者・利用者に集団発生してしまう危険性があるため、カビは放置せずに早めに対処を行いましょう。

アレルギー性鼻炎

カビが鼻腔粘膜に付着することで鼻水、鼻づまり、くしゃみが引き起こされます。

アレルギー性気管支肺アスペルギルス症

免疫力が低下していたり、肺に疾患を持つ人がアスペルギルスというほこりに潜むカビを吸い込むことで感染症が発病します。

夏型過敏性肺炎

6〜10月頃に自宅で繁殖するトリコスポロンというカビの一種が体内に入ることで引き起こされるアレルギー性肺炎のことです。

シックビル症候群、シックハウス症候群

建材や家具に発生したカビが原因で起こる病気で、めまいや吐き気、湿疹、咳などの症状があります。

アトピー性皮膚炎

皮膚に発疹ができ、痒みの症状が出るアトピー性皮膚炎ですが、皮膚にカビ由来のタンパク質が入り込むと悪化してしまいます。

タムシ・水虫

白癬菌(はくせんきん)というカビが皮膚に繁殖して起こる皮膚の感染症で、かゆみ・かぶれなどの症状があります。

カビによって引き起こされる健康被害

適切な対処を行わなかったために発生した カビによる再発被害の事例

Recurrent Damage

カビをしっかり除去できていないと再発してしまい、さらに汚染範囲が広がってしまうというケースもあります。ここではこれまで多くのカビ除去を行なってきたカビバスターズ京都がお客様から聞いた実際の被害の事例をご紹介します。

毎年同じ場所にカビが再発してしまう…
病院で起こったカビ再発被害

某病院ではカビが壁に発生してしまい、業者に相談をするとクロスの張り替えを提案されました。しかし、張り替えた翌年もまた同じ箇所にカビが発生してしまいました。昨年張り替え工事を行ったばかりだったけれど、そのままにしておくわけには行かず…。結局この病院ではカビバスターズ京都に相談をするまで毎年クロスの張り替えを行なっていたと言っていました。表面的な対処では解決しなかった代表的な事例です。

病院で起こったカビ再発被害
病院で起こったカビ再発被害

適切な対処を行わなかったために
被害額が膨れ上がってしまった再発被害

とある住宅メーカーより住宅の床下で発生したカビ除去のご依頼をいただきましたが、予算の関係で「目に見える箇所のみの除去」でのご依頼となりました。カビは目に見えない場所にも汚染範囲が広がっているため、見える場所だけ除去しても再発してしまうとご説明しましたが聞き入れてもらえず…。結局床下でカビが再発し、さらに被害が広がって床下だけでなく部屋の家具から服までカビが発生し、被害額が膨れ上がるということになってしまいました。カビは衣服や家具にも容易に発生しますので、目に見えない場所もしっかりと除去する必要があります。

被害額が膨れ上がってしまった再発被害
被害額が膨れ上がってしまった再発被害

まとめ

Summary

カビは、目に見えるところだけを除去しても簡単に再発してしまいます。そのため、カビに関する専門的な知識と、科学的な調査・検査が必要になります。カビバスターズ京都では、科学的な調査・検査によって目に見えないカビを「見える化」し、発生しているカビと空気中に浮遊しているカビを死滅させます。清潔環境を維持できるよう再発防止提案も行っておりますので、カビの除去はカビバスターズ京都にお任せください。調査・検査について詳しくは以下のページにてご紹介しております。

調査・検査のページへ
050-6865-7260
調査・ご相談

調査・ご相談