Residential Mold
伝統的な日本の住宅は、床が高く、障子などで間切りした風通しの良いものでした。しかし、近年は住宅の省エネ基準向上の流れから高機密高断熱をうたう家がほとんどです。高温多湿な日本の気候と気密性の高い住宅により湿気が溜まりやすくカビが発生してしまう家が増えています。もちろんしっかり勉強をしているハウスメーカー・工務店もあるのですが、流行に乗って安易にトレンドである高機密高断熱を取り入れたハウスメーカー・工務店では、湿気対策などが不十分で、住宅が完成したときにはすでに床下にカビが発生しているというケースが近年増えてきています。
Problem
Problem Solving
カビバスターズ京都では年間3000件を超えるカビ除去によって、カビで悩むお客様の問題解決を行っております。科学的な検査・調査によってカビの汚染範囲やカビ菌の種類を特定し、お客様のところで発生しているカビが「どのカビ菌」で「どのような発生要因なのか」をしっかりと特定したのちに除去するため、カビ問題を解決できます。
Feature
01
どれくらい住宅がカビに汚染されているのか、種類はもちろん汚染範囲を調べるための調査・検査作業を行っています。主に行うのは含水率測定と落下菌検査になります。
02
カビバスターズ京都が行った調査・検査の結果はわかりやすく画像付きでの報告書を提出しております。社内稟議や第三者との交渉の際にお使いください。特に住宅では瑕疵責任を話し合う際に必要となると思いますので、交渉時にご活用ください。
03
検査・調査にて、どの種類のカビがどのような要因で発生しているのかを特定することができます。除去に使用する薬剤は特定したカビ菌に最適の専用薬剤を用いてしっかり死滅させた後、発生要因(断熱材不足、配管漏水など)を解決するためのご提案を行います。
04
作業後にもう一度検査を行うことによって、カビがどれだけ減少し、汚染環境が改善されたのかを確認していただけます。第三者への交渉時にも活用できるよう、報告書にはわかりやすいカビの検査結果の画像と、調査をおこなた場所に関する見取り図を掲載しています。
Mold Hazards
カビは継続的に体内に取り込むことで、様々な健康被害を引き起こします。空気中にカビが浮遊することで、そこで暮らす居住者の体内に入ってしまい、悪影響を引き起こす場合があります。主に、肺や気管支に取り込んでしまうと気管支肺アスペルギルス症になる場合や、鼻腔に付着してくしゃみなどになるアレルギー性鼻炎が発症してしまう可能性があります。
point
高湿度環境による健康被害
住宅が漏水・浸水などで高湿度環境になってしまうことをダンプネスと言います。ダンプネスの状態にある住宅ではカビが発生しやすく、それだけ健康被害にも影響が出やすくなります。詳しくは漏水・浸水被害のカビ除去のページで解説しています。
詳しく見るカビはプラスチック、金属、ガラス、木材など何にでも付着して繁殖してしまいます。そうしたものへカビは付着して根を張り、そこから栄養を吸収して繁殖していきます。そのため、カビが付着した素材は栄養素として吸収され、分解されてしまうので、建物自体の劣化を招きます。
東京都福祉保健局が行った「過去3年間でカビが発生した場所」のアンケート調査結果では、最もカビが発生しやすいのがお風呂で、その次に押し入れ、という結果になりました。部屋としては居室より寝室の方がカビが発生しやすく、ベッドと壁の隙間は空気が流にくい上に、人は一晩の間にコップ一杯の汗を書くと言われていて、1年間に換算するとおよそ70リットルになるため、湿度が溜まりやすい環境となっています。
壁・天井
風呂
押し入れ・家具
床下
カビは湿気のあるところに発生しますが、カビが発生するとカビを食べるダニも発生します。ダニが発生するとダニを食べるゴキブリがやってきて卵を産み、ゴキブリの卵を食べるムカデが集まってきます。特にゴキブリにおいてはメス1匹で生涯500匹のゴキブリを産むと言われているため、知らないうちに家中が害虫だらけになってしまうことも…。害虫が建築素材を食べる「食害」によって建物の劣化が進んでしまいますので対処が必要となります。また、害虫は食害だけでなく、アレルギーなどの健康被害を引き起こす可能性もあります。
▼害虫に食い荒らされた建築素材
Work
新築なのに部屋がカビ臭いのでなんとかしてほしい、と相談を受けて調査したところ、住宅の床下にカビが大量に発生していました。建設時に雨にさらされていたことがカビの発生要因となってしまったようです。しっかりとカビを除去し、カビを抑制する抗菌作業を行ったのちに、床下を乾燥させるための床下専用除湿機のご提案を行いました。
今回のご依頼先の住宅は床下にとにかく木屑が大量に落ちていました。その他にも、建設中に出たゴミも落ちており、木材にはカビが発生していました。清掃を行って綺麗にした後にカビを除去し、配管も木材を貫通していたので、周りに部材を追加して保護を行って床下の環境を整備しました。
今回は施主さんではなく、住宅メーカーからのご依頼でした。施主さんから住宅メーカーに「冬場になるとカビが発生して困る」という連絡を受け、弊社に相談が寄せられました。まずどこの箇所がカビ発生の要因となっているのかを調査するために、水分量を調べ、住宅メーカーに報告書を提出し、改善策のご提案を行いました。