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「カビ対策」完全マニュアル

第1章 カビの正体とは?

1.3 主要な室内環境カビの種類と特徴

室内環境には多種多様なカビが存在しますが、その中でも特に発生頻度が高く、建物や人の健康に影響を及ぼしやすいカビには一定の傾向があります。本節では、住宅や建築物の室内で多く確認される代表的なカビの種類と、それぞれの特徴について解説します。

このページでわかること
・室内環境でよく見られる代表的なカビの種類
・それぞれのカビの見た目や発生しすい場所
・カビの種類による健康と建築環境への影響の違い

1. 室内環境カビの特徴的な傾向

空気中に舞っているカビの胞子は水があることろで増えやすいよ!

室内に発生するカビの多くは、空気中に胞子が常在している種類になります。これらは、湿度や温度、栄養条件が整うことで表面に定着し、目に見える形で増殖します。特に下のような場所は、室内カビの発生源となりやすい傾向があります。

  • 浴室・洗面所・キッチンなどの高湿度空間
  • 窓周り、結露が発生しやすい壁面
  • 押入れ・クローゼットなど換気の悪い空間

2. 代表的な室内環境カビの種類較的位置

カビって、実は8万種類以上いるんだよ!

主なカビの種類と特徴

カビの種類主な特徴発生しやすい場所
クロカビ(クラドスポリウム属)黒〜暗緑色、最も一般的窓枠、壁、浴室
アオカビ(ペニシリウム属)青緑色、食品にも発生壁紙、食品、空気中
コウジカビ(アスペルギルス属)白〜黄緑色、種類が多い壁、床下、空調内部
ススカビ(アルタナリア属)黒褐色、大型胞子結露部、窓周辺
その他(フザリウム属など)白〜ピンク色水回り、土壌由来

3. 各カビの特徴と注意点

カビの中でも良く見かけるカビがいるね!

クロカビ(クラドスポリウム属)

室内で最も一般的に見られるカビの一つです。比較的乾燥に強く、結露が繰り返される場所で発生しやすい特徴があります。胞子は空気中に浮遊しやすく、アレルギー症状との関連も指摘されています。

アオカビ(ペニシリウム属)

青緑色の胞子を形成し、食品や建材表面など幅広い場所で確認されます。一部の種は抗生物質の原料として利用される一方、室内では空気汚染の原因となることがあります。

コウジカビ(アスペルギルス属)

非常に種類が多く、室内環境でも検出頻度の高い属です。中には高温・低水分条件でも生育可能な種があり、空調内部や断熱材など見えにくい場所で問題となることがあります。

ススカビ(アルタナリア属)

比較的大型の胞子を形成し、黒褐色の見た目が特徴です。結露が多い場所に発生しやすく、アレルゲンとしての影響が指摘されています。

4. カビによる健康・環境への影響との関係

カビによる健康被害で苦しんでいる人が少なくないよ!

主な影響

健康アレルギー、喘息症状、刺激臭
建築環境壁紙・木材の劣化、臭気
空気胞子・MVOCによる汚染

見た目が似ていても、種類によって性質や影響が異なるため、正確な理解が重要です。

5. 種類を知ることの重要性

カビによって対策が違うから、種類を特定することも大切!

室内カビ対策では、「カビがあるかどうか」だけでなく、 どのような種類のカビが発生しているかを知ることが重要です。
種類によって、

  • 生育しやすい環境条件
  • 再発しやすさ
  • 有効な対策方法

が異なるため、種類を知ることにより適切な対応につながります。

6.まとめ

本節では、室内環境でよく見られる代表的なカビの種類と、その特徴について解説しました。クロカビやアオカビ、コウジカビなどは、いずれも空気中に胞子が存在し、湿度や換気条件によって室内で増殖します。種類ごとに発生しやすい場所や性質が異なるため、見た目だけで判断するのではなく、特徴を理解することが重要です。カビの種類を正しく知ることは、効果的な予防や再発防止につながります。

理解度チェック

  • カビは種類ごとに発生しやすい場所や条件が異なる
  • 室内環境カビは高湿度空間・結露が発生する箇所・換気の悪い空間で定着し増殖する
  • カビはアレルギー・建材劣化・空気汚染を引き起こす
  • カビの種類を知ることによって適切な対応が可能となる

次節では、こうしたカビがどのような過程で増殖し、室内に広がっていくのか、そのライフサイクルについて詳しく解説します。

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